有効症例
症例:白内障
通常は透明な水晶体が何らかの原因で変性が起こり、水晶体は白濁を起こし白内障になります。未熟白内障 | 成熟白内障 |
白内障が進行すると網膜への光の透過性が低下し、視力障害を起こします。
手術を行うことで白濁した水晶体内容物を除去することが出来ます。また眼内レンズを挿入することで良好な視覚が得られます。
術後 |
水晶体の内容物は特殊な機器を使用し、超音波をかけることで乳化させ、吸引します。
現在導入している白内障超音波吸引装置は、優れた吸引ポンプを搭載し手術侵襲を抑え、手術時間を短縮してくれます。また超音波は縦横の組み合わせにより優れた核の破砕力を持ち、安全で効率性の高い白内障手術が可能にしてくれます。
白内障超音波吸引装置 |
症例:フィラリア症
フィラリアは蚊の媒介により動物に寄生します。心臓や肺に寄生し、右心不全をはじめに肝臓、腎臓などに障害を与えます。
まれに眼内などへの迷入が見られます。
フィラリア症の予防は確立されており、今では内服薬だけでなく外用薬、注射薬があります。確実に投与できる方法で予防を行ってあげましょう。地域によっては2シーズン予防を怠ると90%が感染するといわれています。
フィラリアが眼内迷入すると、眼内の炎症を引き起こし、痛みを伴う事があります。
当院に来院された症例では、幸いフィラリアの寄生数が少なく、循環障害を起こしていない状態でしたので、手術で摘出することができました。また眼の治療が終わった時点で、注射薬によるフィラリアの駆虫を行う事が出来ました。
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